テイクオフ/低音も高音もこのボイストレーニング法で効果上昇/音痴とは? (東京・五反田・新丸子・都立大学・東横線・池上線・高輪台)



テイクオフ・ミュージックスクール

音痴

音痴とは?


「自分は音痴なのではないか?」そう考えている方は世の中には随分いらっしゃいます。
当校へもそんな悩める青年男女が多く訪れます。そこで、今回は音痴について、そして音痴を直すにはどうしたら良いか?書いてみようと思います。

<音痴とはどんな状態?>


まず、「音痴」とはどんな状態を言うのでしょうか?

辞典には「正しい音の認識や記憶、発声が出来ないこと、またそういう人」と出ます。辞典なので堅苦しい言い回しですが、、。自分で声を出した時、イメージしている音程が出せない、又は自分が今どの音を出しているのか分からない。そんな状態を音痴と言います。
別の言い方をすると「音に対しての感覚が少し弱い」ということです。

音痴 → 「音に対しての感覚が弱い」


「自分は音痴なんです」と言う人の状態を分析してみると、先天的に全く音痴と言う方はそんなに多くはありません。


繰り返しになりますが「音に対しての感覚が少し弱い」程度の方がほとんどの様に思います。そもそも、世の中には沢山の音楽が溢れていて、ましてや現代はカラオケ全盛の時代です。特に20代までの方々は、ほとんどの方が幼少の頃から沢山の音楽に触れ、音感の下地を手に入れているはずなのです。


しかし、人前でたまたま歌った事でからかわれたり、心無い人に馬鹿にされたなどの辛い経験や、ちょっとした、ボタンの掛け違いで「音痴」と思い込んでる方が多いのです。
歌は心を写す鏡の様なものです。精神的な要素が大きく歌を左右することも多々あります。本当は音痴ではなくとも、そう思い込んでしまっていることで、更に歌えなくなる。「心の音痴スパイラス」にはまり込んでいる方も多いようです。


思い込みや、羞恥心など一度全て忘れて、まっさらな気持ちで「冷静に分析」することが大事です。

音痴にある2つのパターン


音痴には大きく分けて、2種類のパターンがあります。

1)音を認識する力が弱い方
2)音を上手く発声出来ない方


1)の方はの状態は「今自分が何処の音程を歌っているか分からない」
という方。脳神経の音程を感じる部分が未発達もしくは弱く、音のイメージを上手く掴みきれていないのが原因です。しかし、「音がハズレてる?」と、自分でその事に気づいていれば割りと良い状態です。まだその事に気づいてない人は、その事実を認める所から始まります。


2)の方の典型的な事例は、、例えば、楽器などを演奏することで音程認識は出来るが、自分の声で歌うと上手く音程を合わせる事が出来ない、などという方です。このタイプの方は音程を認識する力は備わっているので、調子っパズレになってしまう自分の歌が嫌で嫌でしょうがないのです。これは、声を発声する器官、つまり声帯を上手く使えていない事が原因です。


例外的に1と2のミックスの様な方もいらっしゃいます。ミックスと言うと、最悪なように思えるかもしれませんが、実はそんな事はありません。


音痴を気になさる方に共通していることは、皆さん「歌うたい」と言う素直な意思をお持ちだと言うことです。音痴克服にあたり一番重要なことは「歌いたい」と言う純粋な気持ちです。何にも代えがたいほど音楽が好きで歌いたい!と言うストレートな想いが全てを変えて行きます。


一歩ずつかも知れませんが、階段を登れば必ず良い結果が見えるはずです。純粋な気持ちをもって自分を認め、さらに磨いてゆこうとする気持ちがとても大事です。


しかしながら、当然精神論だけでは乗り越えられないのも事実ですので、次回は「音痴克服の具体的な対処法」を書いてみたいと思います。


向井成一郎

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